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葉面微生物(ようめんびせいぶつ)

葉の表面に生息する微生物のことで、糸状菌(カビ)、酵母、細菌などが多い。米ヌカを葉の表面や通路に散布したら病害が激減したという報告から、葉面微生物に注目が集まっている。

一見何もなさそうに見える葉の表面だが、葉から分泌される糖類や有機酸、古くなった細胞がはがれたものなどが付着しており、葉面微生物はこれらを分解して葉面をきれいに保ったり、病原菌から植物を守ったりしている。

その仕組みだが、(1)葉面微生物が抗菌物質を出す、(2)病原菌に寄生して病気にする、(3)栄養分を病原菌と奪い合う、(4)作物を刺激して抵抗性を誘導する、(5)植物にアレロパシー(他感物質)を出させる。

米ヌカの散布は、葉面微生物のエサを補給していると同時に、繁殖した菌が胞子を飛ばすため、さらに葉面微生物を豊かにする役割を果たす。この胞子だが、人間が歩くとか、動くものがあると飛ぶ。畑によく足を運ぶと、結果的に菌もよく飛散するというからおもしろい。


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