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菌根菌・VA菌根菌(きんこんきん・ぶいえーきんこんきん)

菌根菌は糸状菌(カビ)の仲間で、(1)菌糸が根周辺に伸びて根を包むようになる外生菌根菌、(2)カンキツなどの多くの植物に感染するVA菌根菌、(3)ランなどの特定の植物のみに感染する内生菌根菌が挙げられる。注目される理由は、菌根菌がリン酸の吸収やミネラルの吸収を促進するからである。

リン酸は土壌に吸着されやすく、しかも土の中では動きにくい。ところがVA菌根菌は十数cmも菌糸を伸ばし、リン酸を吸収する根の根毛の働きをしてくれる。それだけでなく、不良環境の中でも光合成を促進したり、乾燥害を軽減する効果も明らかになっている。VA菌根菌を含む資材も販売されているが、炭を施すとVA菌根菌がふえるし、ナギナタガヤなどの草生栽培やヒマワリ、トウモロコシ、マメ科作物などの緑肥を取り入れても菌根菌が殖える。

ただし、施肥が多い肥沃な畑では、菌根菌は殖えてくれない。


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