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アミノ酸(あみのさん)

タンパク質を構成する基本単位となる有機チッソ化合物で、作物体では二〇種が知られている。作物に吸収されたチッソ(硝酸態)は、体内で亜硝酸→アンモニアへと変化し、グルタミンなどの各種アミノ酸がつくられる。これらのアミノ酸はその後タンパク質に合成されるが、アミノ酸自身もうま味や甘味などに影響を与える。

農業の生産場面で話題になっているのが、アミノ酸を直接に作物に散布(葉面散布)したり、根から吸収させる技術である。これは、体内でアミノ酸がつくられる過程で糖ができるだけ消費されないことをねらった技術。作物が弱っているときや、天気が悪くて光合成がすすまないといったときに効果が高いが、味をよくしたいときや、作物をさらに元気にしたいといったときにも用いられる。市販の資材もあるが、魚のアラなどの魚肥料やコンブなど、いずれもアミノ酸たっぷりの素材を使えばよい。

作物の有機吸収に関する最新研究では、ニンジン・チンゲンサイなどがアミノ酸より大きいタンパク様物質を直接吸収していることが明らかになっているし、小祝政明さん(ジャパンバイオファーム)は「アミノ酸はカロリーつきチッソ」といって、アミノ酸吸収を基本にした技術の提案をしている。アミノ酸問題はこれからがおもしろい。


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