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C/N比(炭素率)(しーえぬひ(たんそりつ))

有機物などに含まれている炭素(C)量とチッソ(N)量の比率で、炭素率ともいう。C/N比がおおむね二〇を境として、それより小さい(つまりチッソが多い)ほど、微生物による有機物分解が早く、すみやかにチッソが放出され(無機化)、反対にC/N比が大きいほど分解が遅く、むしろ土の中のチッソが微生物に取り込まれる(有機化)といわれている。

C/N比の小さい有機物を土に施すと肥料効果は高いものの、土壌改良効果は低く、過剰施用には注意が必要になる。いっぽうC/N比の大きな有機物を土に施すと、作物の利用できるチッソが少なくなって一時的なチッソ飢餓の心配があるものの、微生物や腐植を増やし、保肥力を上げる効果がある。ちなみに、イナワラのC/N比は五〇〜八〇、モミガラは七〇〜八〇、落ち葉は三〇〜五〇、生ゴミは一〇〜二〇。C/N比は堆肥つくりや堆肥の品質診断にも重要で、材料のC/N比を二〇〜四〇に調整し、仕上がった堆肥が一五〜二〇になるのがベスト。

作物診断にも役立ち、樹液のC/N比が高いときには未消化チッソが少なく健全生育で収穫物も日持ちがいい。追肥の診断などの目安にもなる。


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