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ミミズ(みみず)

畑でよく目にするのは主にフトミミズ。未熟有機物が好きで、堆肥や生ゴミの分解に活躍するのは主にシマミミズ。米ヌカをふった田んぼでトロトロ層つくりに働いているのはイトミミズ

ミミズは豊かな土壌を作る最高の立役者だ。というのも「食べる・糞をする・尿を出す・動きまわる・死亡する」というミミズの何気ない毎日の活動そのものが、すべて土や作物に多大な好影響を与えているからだ。

ミミズは大量の土や有機物を食べ、細かく分解しながら土中を進む。通った道はヌルヌルの尿に塗り固められてしっかりとした空隙になり、土壌の通気性をよくする。しかもその尿にはアンモニアと多種類の酵素が含まれていて、通り道は植物の根や微生物にとって理想的なすみかとなる。糞は水をよく吸収し、しかも水に浸かっても崩れにくく、良質の団粒そのものである。また、不溶性だった土中のミネラルもミミズの体を通ることで水溶性に変わり、作物は吸収しやすくなる。そしてミミズの体そのものもタンパク質とアミノ酸酵素、ビタミンの塊なので、その死骸もまた最高の速効性肥料となるのだ。

不耕起有機物マルチは、ミミズがすみやすい環境づくりでもある。


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