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活性酸素(かっせいさんそ)

活性酸素は、生物にとって害になるものとして説明されることが多いが、毒はまた薬としての働きもする。活性酸素の一種、過酸化水素は、植物の生長過程では積極的につくり出されていて、過酸化水素を適当な濃度に薄めて施用すると生長促進効果が見られるという研究もある。適量の活性酸素を植物に与えると、抗酸化物質(グルタチオン、ペプチドの一種)の合成が促され、その抗酸化物質が活性酸素とともに病害抵抗性を向上させたり、生育を促進し、最終的な収量が増加するというのだ。

イネや野菜のタネ・苗を低温にさらしたり、かん水をひかえたりして極限状況に遭わせると、その後の生育が活性化されることが知られている。こうしたストレスも、タネや苗の中に活性酸素を発生させ、活性酸素と抗酸化物質のあいだで起こる反応で生育が促進されるメカニズムが働いているそうだ。


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