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太陽熱処理(たいようねつしょり)

『現代農業』では、「太陽熱消毒」とはよばず「太陽熱処理」とよぶことが多い。臭化メチル全廃や脱土壌消毒剤の動きが強まる中で改めて注目を集めている技術だ。

土壌病害やセンチュウ、雑草のタネを殺すのを目的に、湛水後、ビニール被覆してハウスを密閉し、太陽熱を利用して地温を上げるわけだが、事前に有機物を施用する人が多い。イナワラと石灰チッソを入れる人もいるが、米ヌカやビール粕など微生物が食いつきやすい有機物を散布して発酵を促すと、土ごと発酵のようになり、「いい菌」を増やしつつ「悪い菌」を抑える作用をする(悪い菌は比較的熱に弱く、いい菌は強い)。太陽熱による地温上昇のみで殺菌する場合は、普通四〇度で二〇日間以上必要だといわれるが、白いカビが表面に生え、微生物が急増して発酵熱が十分に加わるような場合は、「いい菌」の静菌作用も手伝って処理期間が一〇〜一四日くらいですむという人もいる。


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