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リサージェンス(りさーじぇんす)

ハダニが発生してきたので農薬を散布したら、かえってハダニがふえてしまったというように、害虫防除のために農薬を散布すると、害虫が散布前よりも、かえって多くなる現象のこと。

その要因として、(1)天敵の減少、(2)競争種の除去、(3)農薬が寄主植物の生理を変えることによる間接的な害虫の増殖率の上昇、(4)農薬の直接刺激による出生率の増加、(5)殺虫剤抵抗性害虫の出現、などがあげられている。

ムダな農薬散布はムダなだけではすまない。土着天敵を殺し、ただの虫を殺し、田の中の虫の世界を不安定にしてしまう。このリサージェンスへの着目はその後、田んぼごとに違う害虫の発生状況を虫見板で農家自ら確かめる減農薬の取り組みに発展。天敵を生かす防除への道を大きく広げた。


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