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スギナ汁(すぎなじる)

雑草のスギナから抽出したエキス。その自然農薬としてのデビューは華々しかった。たとえば、鹿児島県の山下勝郎さんは、スギナを乾燥させて煮出した液をキュウリに散布。ウドンコ病など「ほとんど見ていない」という。茨城県の米川二三江さんは、スギナを水に漬け込んで発酵させた液のおかげで減農薬に成功。アオムシが寄りつかず、ウドンコ病にも強い野菜となった。

材料のスギナはどこにでもある。しかも駆除するのがやっかいな雑草。農家は、その憎らしいほどの生命力を逆手にとる喜びに沸いたのである。スギナは、カルシウムケイ酸の塊のような植物でもある。おかげで作物の細胞が強くなり、抵抗性が増すとも考えられる。

難点は、発酵エキスが発する猛烈なニオイ。だが、このニオイにこそ害虫忌避効果があると見る農家もいる。


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