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コンパニオンプランツ(こんぱにおんぷらんつ)

「共栄作物」ともいう。自然の中で植物は、お互いに影響し合って生きている。私たち人間の社会と同じように、作物の世界にも好き嫌いがあり、混植・混作などでこれを利用したもの。組み合わせにはいろいろな型があるが、性格がちがう作物を混植しお互いに補い合うやり方が代表的。たとえば、日照を好むものと、日陰を好むもの。根を深く張るものと、浅く張るもの。養分を多量に必要とするものと、少量でよいもの。生長の早いものと、遅いものなど。

農家の畑では、病気よけ・虫よけになる組み合わせがよく利用される。代表的なのがネギ・ニラ混植。栃木県のユウガオ産地では、二〇〇年以上前からユウガオを連作しているのにつる割病が出ない。調べていくと、昔からユウガオの株元にネギを混植していた。その後の研究で、ネギの鱗茎や根にユウガオの土壌病害に対して強い抗菌活性のある微生物(シュードモナス細菌)が生息していることや、ネギの産生するアレロパシー(ファイトアレキシン)が作用していることなど、効果のしくみも明らかにされてきた。スイカやメロンなど浅根型のウリ科作物にはネギ類が、トマト、ナスなど深根型のナス科作物にはニラ類がよいとされる。

そのほか、キュウリとラッカセイの混植でネコブセンチュウ被害がなくなったり、バジルとトマトを近くに植えるとアブラムシも来ないし生育促進作用もある、ピーマンの株元にマリーゴールドを植えるとミナミキイロアザミウマが来ない、などの組み合わせもある。


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