月刊 現代農業 > 「現代農業」用語集 > 防除

土壌還元消毒(どじょうかんげんしょうどく)

大量の有機物と水で畑を還元状態にして土壌病害を防除する方法。北海道の道南農試がネギの根腐萎ちょう病(フザリウム菌)対策として開発した方法から始まった。土に米ヌカフスマなど、微生物のエサになりやすい有機物を約一tまいて耕耘、タップリかん水してからビニール被覆すると、バクテリア(細菌)などが急増し、土壌中の酸素を奪って強還元状態となり、病原菌を死滅させる。殺センチュウ効果もある。

太陽熱処理と似ているが、地温を高めることよりも強還元効果で殺菌することをねらう。地温三〇度でも効果がある。ただし、処理後によく耕耘して酸素を入れてやらないと、根傷みなどの障害が出ることがある。

土が還元状態になっているかどうかの目安はドブ臭。このニオイが強いほど強還元になっている。より強い還元状態にするため、代かき湛水処理を組み合わせる農家もいる。また、米ヌカ・フスマの代わりに廃糖蜜を使う例もある(糖蜜消毒)。液体で浸透しやすいためか深層まで強還元にできるという。


関連記事(会員の方は閲覧できます)

ルーラル電子図書館を検索

電子図書館:土壌還元消毒

同一ジャンルの用語 「防除