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キリナシノズル(きりなしのずる)

農薬散布に使われる噴口のひとつ。一般に使われる「霧ありノズル」は薬液が細かい霧状になって噴き出すが、「キリナシノズル」は霧よりもっと大粒の薬滴が噴き出す。

霧ありノズルは、薬液の粒子が小さいため葉を包み込むようにかかるが、少しの風でもドリフト(飛散)しやすい。薬液が遠くに飛ばないので、立体的な作物ではとくに竿をていねいに動かす必要がある。一方、キリナシノズルは薬液の粒子が大きいぶん、ねらったところにかかりやすく散布がラク。ドリフトしにくく、自分が薬液を浴びることも少ない。とくにドリフトが問題になる露地栽培でキリナシノズルが注目されている。

また、キリナシノズルは防除効果も高いというのが佐賀県上場営農センターの田代暢哉さん。防除効果は薬液の付着量に左右される。果樹の防除では、薬滴が大きいキリナシノズルは霧ありノズルに比べて半分の散布量で効果があるとのこと。


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