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砂糖混用(さとうこんよう)

殺虫剤に少量の砂糖を混ぜて散布すると、花弁やガクに隠れていたスリップス(アザミウマ)が砂糖におびき寄せられ出てくるので殺虫効果が高まる。バラ農家の間で密かに広がっていた不思議な裏技。トルコギキョウやアスターなどバラ以外の花や、ナスなど野菜類でも同様の効果を実感する農家が増えている。愛知県のバラ農家・河合正信さんは、希釈した殺虫剤三〇〇lに一kgの三温糖を溶かして散布している。スリップスのほか、ハダニにも効果を実感している。

「砂糖のにおいにおびき寄せられて」という理屈については、この手の研究がなく首をかしげる研究者が多いが、ミカンキイロアザミウマやヒラズハナアザミウマなどは花の中で花粉と一緒に蜜を吸うことから、砂糖水を好む可能性はあるという見解もある。また砂糖水のベタベタが、展着剤やデンプン液剤のような役割をしているとの指摘もある。


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