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尿素混用(にょうそこんよう)

チッソ肥料である尿素を農薬の薬液に少量混ぜると防除効果が高まる。ハンドクリームに浸透力の高い「尿素入りクリーム」があるが、同じような原理なのか、尿素が葉の表面のワックス層やクチクラ層の細胞をゆるめ、農薬を浸達しやすくする作用があるようだ。

おかげで農薬の希釈濃度を薄くすることが可能で、尿素混用は減農薬に役立つ。栃木県の山崎英さんは、除草剤をまくとき、一八lの薬液に一つかみ程度(二〇〇〜五〇〇倍)の尿素を混用。枯れ始めが迅速で、スギナでも根までしっかり枯れるという。殺菌剤や殺虫剤にも尿素を二〇〇〜一〇〇〇倍で混用している。

農薬への尿素混用はアメリカでも一般的で、少量散布でも効果にムラが出ないようにするために利用されている。また、尿素によって浸透がよくなるのは農薬だけではないようで、生育活性剤やリン酸の散布液に混ぜて効きをよくする使い方もある。


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