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バンカープランツ(ばんかーぷらんつ)

天敵を増やしたり温存する作物・植物のこと。バンカーは「銀行」の意味で、天敵を畑の銀行に貯金しておき、作物に害虫が発生したときにはいつでもこの銀行から天敵を払い戻せるようにするわけだ。無防除だと害虫増加の後を追うように天敵が増加するのが自然の摂理だが、それでは被害抑制に間に合わず、収穫が激減する。バンカープランツを設置すれば、天敵が害虫を待ち伏せする形に持ち込める。

各地に広がっているのは、ナスなどの周囲にソルゴー障壁をつくるやり方。ソルゴーで、ヒメハナカメムシ、クサカゲロウなどの土着天敵がふえ、それがナスのミナミキイロアザミウマやハダニ、アブラムシなどの害虫を食べてくれる。これで大幅な減農薬に成功した農家も多い。ハウス栽培のナスやピーマンのアブラムシ対策にムギ類を生かすやり方も注目。ムギ類につくムギクビレアブラムシをエサにして、天敵コレマンアブラバチが維持される。ほかに、ソラマメ、ゴマ、オクラ、クローバ、クレオメ、周年開花するバーベナ、マリーゴールドなどがバンカープランツとして有望視されている。


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