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根洗い(ねあらい)

定植後に果菜類を病気に強くする方法。やり方の基本は、あらかじめ浅植えした株元を定植後四五〜五〇日ごろにホースの水で強く洗い流し、根を露出させるだけ。こうすると根に光が当たるので、しばらくして白い根が緑色の根になる。根を洗いだされた作物は生命の危機を感じて踏ん張ろうとするのか、樹幹下はものすごい細根の量になり、株元はコブができたように太り、生育中の病気や枯れが少なくなる。不定根をなるべく出させず、直根を張らせるための技術であり、原理は根上がり育苗にも通じるものだ。

一般に苗を浅植えすると乾燥するため初期生育が不良になりやすい。だが、病気の発生が少なく、着果性がよい。反対に深植えすると初期生育はよいが、病気が多発し枯れることも多い。根洗いはこうした浅植えの特性を生かした先人の知恵である。

根洗いは、特にトマト、ナス、ピーマンなどのナス科に効果が高いといわれている。


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