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鎮圧(ちんあつ)

鎮圧ローラーやトラクタの車輪などで、定植前や播種の前後に土を踏み固めること。埼玉県のトマト農家・養田昇さんらが基本とする技術。

鎮圧ベッドのいいところはおもに二つ。一つ目は土壌湿度が安定すること。土の表面からの蒸散が抑えられ、また、土をしめたことで地下水と毛管水がつながって、水分が安定的に供給される。二つ目は地温の安定。地下水温の影響が強くなるので冬季は高く保たれ、夏季には反対に低く保たれる。

かん水しなくても下から適度な水が上がってくるので、水を控えた栽培をしても作物が枯れることはない。上からのかん水がなければ根張り優先生育になるので、最後までバテない糖度の高いトマトやメロンができる。鎮圧で土は硬くなっているが、ストレスを感じながら伸びた根には抵抗力もつくようだ。

タマネギやニンジンなどもタネ播きのあと、床を足で踏んづけると発芽がよくなるのも、タネの周りの水分量が一定になるからで、これも鎮圧の効果。


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