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スーパーセル苗(すーぱーせるなえ)

ブロッコリーやキャベツなどのセル苗を、通常の育苗(二五〜三〇日程度)の二倍以上の期間、追肥をせずに水のみで維持した苗のこと。セル苗は移植適期が短く、天気の都合などでなかなか植え付けができないとすぐに老化してしまうことが問題だったが、この苗は徒長しないので、いつまででも置ける。水だけかけていても新葉はゆっくり展開するのだが、そのぶん下葉が落ちるので、長期間同じ姿のまま。

みずみずしい緑の通常の苗に比べると色褪せていて見た目は悪いが、最終的な収量や品質には影響しない。胚軸は硬く締まるため、定植直後の乾燥や強風にも強く、立枯病などの病気にもかかりにくい。モンシロチョウやコナガといった害虫、シカやイノシシといった獣害の被害も受けにくいことがわかり、まさに「スーパーな」セル苗ということで、この苗の試験を続けた徳島県の試験場がスーパーセル苗と名付けた。


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