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なで肩イチゴ(なでがたいちご)

イチゴの果実はまず縦に伸びて、次にヘタの肩部が横に伸びて、三角のイチゴになる。そこからさらにヘタ下が伸び、紡錘形となった完熟イチゴが、なで肩イチゴである。甘みが強くてコクがあり、ヘタ下までとろけるようにウマい。

ふつうのイチゴの場合、三角形になった時点で果頂部が熟してしまうので、なで肩に肥大するまで待つことができない。ところが福島県須賀川市の小沢充博さんは、初期生育を抑えて根を張らせ、C/N比が高い生殖生長の樹をキープするせいか、イチゴがなで肩に肥大するまで待つことができる。

元肥を入れない不耕起ベッドに定植することで、細根が肥料を求めて伸び、先端でミネラルを溶かしながら吸収、C/N比が高い樹になる。また、炭酸ガスの日中施用で光合成が促進され、光合成産物が確実に実に転流し続けるようになったことも、なで肩イチゴの割合を増やした、と、小沢さんはいう。


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