月刊 現代農業 > 「現代農業」用語集 > イナ作・水田活用_栽培体系

冬期湛水(とうきたんすい)

冬の間にも水を張っておく田んぼの管理方法。イネ刈り後、ワラの散らばる田んぼに、米ヌカボカシ肥、さらにミネラルなど、微生物のエサになるものをまいてから湛水する。するとどうやら「土ごと発酵」が起きるらしく、春先には土がすっかりトロトロになってワラの上まで盛り上がるのが観察される。田植え後の米ヌカ除草などでできるトロトロ層に比べても粒子が細かくなめらかなので、「超トロトロ層」と呼びたくなるほど。耕起・代かきなしでも、必ずしも不耕起専用田植え機が必要ないほどやわらかい。今のところ、微生物とイトミミズの相乗作用かと考えられている。


この記事は会員向け記事です。入会するとお読みいただけます。

はじめての方へ ルーラル電子図書館のご案内 入会を申し込む

関連記事(会員の方は閲覧できます)

ルーラル電子図書館を検索

電子図書館:冬期湛水

同一ジャンルの用語 「イナ作・水田活用_栽培体系