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疎植(そしょく)

単位面積当たりの株数を多く植えるのを密植、少なく植えるのを疎植という。坪当たり何株植え以下なら疎植か?の定義はないが、地域平均と比べて少なければ疎植といっている場合が多い。

疎植の優れているところはまず苗箱が少なくてすむこと、そして何よりもイネが健康に育つこと。疎植のほうが下葉まで日光が当たりやすくなるので根張りもよく、イモチ病やモンガレ病も出にくい。草丈が少々伸びようが、茎が太くなるので倒伏に強い利点もある。植える株数が少ないほど単位面積当たりの茎数のとれ方がゆっくりになるので、そのぶんへの字生育をしやすくなるともいえるだろう。ダイズや野菜をつくったあとやレンゲ田など、チッソ肥効が高まりやすい田にも向いている。

以前は、ポット田植え機を買うか、田植え機の植え付け部を改造しないと坪五〇株未満の疎植は難しかったが、最近では井関農機などから株間三〇cm・坪三七株植えができる田植え機も販売されている。あるいは、何条かおきに条間を広げて疎植にする方法もある。

極端な疎植は、遅れ穂が原因となって青米が増えるなどのマイナスの影響もあるが、疎植ほど、イネ本来の姿が見えてくる。


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