土ごと発酵(つちごとはっこう)たとえば残渣や緑肥などの未熟な有機物を土の表面におき、米ヌカをふって浅く土と混ぜてみると、それだけのことで、土はいつの間にか団粒化が進み、畑の排水がよくなっていく。田んぼでも、米ヌカ除草しただけなのに、表面からトロトロ層が形成されていく。――これは、表層施用した有機物が微生物によって分解されただけではない。その過程で微生物群が土にも潜り込みながら、土の中のミネラルなどをエサに大繁殖した結果。人がほとんど労力をかけなくても、自然に土は耕され、微生物の作り出したアミノ酸や酵素・ビタミン、より効きやすいミネラルたっぷりの豊潤な田畑に変わる。このことを「土ごと発酵」とよぶ。 関連記事(会員の方は閲覧できます)
ルーラル電子図書館を検索同一ジャンルの用語 「基本の用語」 |