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水根・畑根(みずね・はたね)

水生植物であるイネの根には通気組織が発達する。そのため湛水状態の土中にある根の先端まで酸素を送ることができるのだが、水管理のしかたによって、その通気組織の発達度合いが変わるのではないかという観察が、多くの農家によってなされている。

一般に、湛水状態では、太くてまっすぐ伸びた根が目立つ。それに対して畑状態では、この根がくねくねと波打っているうえ、枝分かれした細根が多い傾向がある。前者を水根、後者を畑根と呼ぶが、水根は乾燥に弱く、畑根は湛水状態に置かれると根腐れしやすいと指摘する農家が多い。

イネにとって大事な根は、出穂四〇日前ごろから伸びる登熟に働く根である。そこで、この時期からの水管理は、土中の水分をたっぷりに保つか、あるいは比較的乾燥した畑状態を保つ(節水栽培)か、どちらか一貫した水管理を続けて、それぞれ水根、畑根を健康な状態で維持することが大事だといわれている。冷害対策で深水をするには水根を保ったほうがいい。


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