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二山耕起(ふたやまこうき)

秋から翌春にかけて、ロータリの中央に培土板をつけて数回耕し、田んぼの中にウネ(二山)を立てて土を乾かす。青森県で自然農法に取り組んできた故・山道善次郎さんは、このやり方で寒冷地でもワラの分解が進み、田んぼに雑草が生えにくくなることを発見。各地に広まった。

ワラの分解が進み、乾土効果が高まるので、山道さんの米の反収はほとんど無肥料でも五〇〇kg以上。微生物や小動物の活動が活発なためか、代かき、田植えした後の表層には厚いトロトロ層が発達する。自然農法国際研究開発センターの岩石真嗣さんによると、トロトロ層の表面はCECが高く、肥料を吸着・保持する力が強い。山道さんの田んぼは肥料を入れていないこともあり、水中に溶け出して雑草に行き渡る余分な肥料がないことが、草が生えにくい理由として考えられるそうだ。


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