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地下かんがい(ちかかんがい)

田んぼの暗渠を利用し、排水はもちろん、用水を引き込むことで地下から水を供給できるようにする仕組み。入水時は水が暗渠管を通って田んぼの隅々まで速やかに広がり、逆に落水時は暗渠から排水路へと速やかに抜けるので、入排水が画期的に速くなる。水口・水尻に水位調節装置をつけることで、水田の水位調節はもちろん、転作畑として使う際には地下水位まで調節することができるので、田んぼを水田としても畑としても自在に使えるようになる。青森県の農家・福士武造さんが考案した「自分でできる地下かんがい法」と、農村工学研究所と(株)パディ研究所が共同開発した「FOEAS(フォアス)」が代表的な例。


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