月刊 現代農業 > 「現代農業」用語集 > イナ作・水田活用_栽培体系

茎肥(くきごえ)

出穂四五~四〇日前に施す追肥のこと。肥効ムラをなくす「つなぎ肥」とよばれることもあるが、この時期の追肥は本来もっと積極的な意味を持つ。三六~五〇株/坪の疎植にし、元肥を減肥して初期茎数をゆっくりとり、このころに目標茎数の三~五割を確保する稲作(井原豊さんの「への字稲作」、稲葉光國さんの「太茎大穂のイネつくり」、薄井勝利さんの「疎植水中栽培」など)では、茎肥が茎を太くし、あきらかに穂を大きくする。イネの肥料吸収がグンと旺盛になるこの時期の追肥は、無効分けつを少なくし、効率的な光合成態勢、活力ある根群や茎葉をつくるうえで理にかなっている。


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