月刊 現代農業 > 「現代農業」用語集 > イナ作・水田活用_栽培体系

実肥(みごえ)

出穂前後から穂揃い期(出穂一〇日後くらい)辺りまでに施す追肥のこと。出穂後のチッソ不足は、光合成能力の低下や稲体の老化を招く。その結果、登熟歩合や千粒重の低下、倒伏、イモチ病の発生を助長する。ただ近年は、実肥を施すと玄米のチッソ含量(タンパク含量)が増えて食味が悪くなるといわれ、敬遠される。実際には食味はチッソ含量だけでは決まらないし、かえって肥料不足で粒張りが悪くなったり、白未熟粒や茶米になって食味が低下することも多い。


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