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菜の花稲作(なのはないなさく)

黄色い菜の花を春、田んぼ一面に咲かせ、緑肥としてすき込む稲作。「菜の花男」とも名乗る実践農家・岡山市の赤木歳通さんは、その効果を、(1)憩いの場が提供できる (2)景観は圧巻だ (3)見に来る人に米が売れるかも (4)抑草効果は絶大だ (5)究極の「への字生育」になる (6)最強の土づくりになる、とまとめている。

田んぼに人を呼び込む地域おこしにもなることから各地で取り組まれているが、大きな魅力は、やはり抑草効果。草を抑える原理は、米ヌカ除草レンゲ・ヘアリーベッチなどと同じだが、特に菜の花は茎の芯がワタ状になっているせいか、入水したときも水を吸って浮きにくく、分解がゆっくりで長効きし、ガスわきもしにくいとのこと。

また菜の花は、塩害に強いことから東日本大震災の津波被災地でも注目されている。さらに、放射性物質で汚染された土地で育てると、セシウムをよく吸い、除染作物の役割をする。そして、そこから「地あぶら」を搾って農家経営を復活させる筋道も見えてきている。


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