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紙マルチ・布マルチ(かみまるち・ぬのまるち)

畑ではマルチを敷いて草を抑えるのは普通だが、これを水田にも応用してしまったのが、元鳥取大学の津野幸人さん。田んぼ全面を紙や布のマルチで覆うと、日光が遮られ、雑草が生えてこない。

先に開発されたのが、段ボールの再生紙利用の紙マルチ。マルチを敷きながらその上に田植えしていく「紙マルチ田植え機」も開発されており、無除草剤稲作を大規模にやるには安定した抑草方法だと評価も高い。紙は五〇〜六〇日で自然に分解してしまうが、その後も草は生えにくいし、生えてもその時期からならイネには影響が少ない。

最近は、種モミを挟み込んだ布マルチ(クズ綿からつくる)を敷くだけの布マルチ直播栽培に取り組む農家も多い。

紙マルチも布マルチも、抑草効果は高いのだが、マルチの価格が高くなってしまうのが、今のところの難点。


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