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「白い根」稲作(しろいねいなさく)

ジャパンバイオファームの小祝政明さんがすすめているイネつくり。真っ白な根が特徴的なことからこう呼ぶ。小祝さんは、白い根=根のまわりに酸化鉄の膜ができないので、ミネラルも肥料分も吸いやすい状態、と見る。秋落ちしにくく、食味がよく、タンパク値も低いイネができる。

技術の柱は大きく二つ。

(1)秋のワラ処理をしっかりやっておく。イネの生育中にワラが分解して還元状態になると、土中の鉄やマンガンが溶け出してきて赤い根になってしまう。また、硫化水素がわきやすくなり根傷みの危険が高まる。そこで、秋のできるだけ早いうちにチッソ分を施し、浅く秋起こしして、ワラの分解を進める。

(2)元肥に石灰苦土を入れて土壌pHを六〜六・五に調整する。この程度までpHを高めることでも鉄の溶出が防げ、酸化鉄がつかないから根が白い。石灰は細胞を硬くし白く長く太い根をつくるのに役立つ。苦土は葉緑素の材料であり、光合成能力を高める。


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