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ソバ殻(そばがら)

ソバの実を取り去った後に残るソバ殻は、土づくりにたいへん役立つ。毎年、ソバ殻を畑にまくだけで、土がふっくらして草取りがラクになったという農家や、ウネ間に置くと一〜二カ月でフトミミズがすみつくようになったという農家がいる。

堆肥の材料としても重宝されており、モミガラ同様、船形をしているので、空気や水を保ちやすく有機物が発酵しやすい。製粉会社から出るソバ殻にはソバ粉が多少混じっているものが多く、それがエサとなるので、水を加えて攪拌するだけで五〇〜六〇度の温度で長期間発酵。約半年で良質な堆肥に仕上がるという。

ソバ殻に含まれるカフェー酸も注目されている。信州大学の大井美知男さんは、ソバ殻でアブラナ科野菜の根こぶ病が抑えられることを明らかにした。根こぶ病の休眠胞子は、アブラナ科野菜の根がないと発芽できない。しかし、カフェー酸はそれを目覚めさせる働きがあるので、植え付け前にソバ殻を散布して目覚めさせ、エサ(アブラナ科野菜の根)がないところで餓死させるというしくみ。岩手県の三浦正美さんは、これをヒントにソバ殻堆肥を使ってみたところ、キャベツの根こぶ病を見事に抑えることができた。


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