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茶ガラ・茶粕(ちゃがら・ちゃかす)

緑茶、紅茶、ウーロン茶、数種のブレンド茶などのお茶の搾り粕。飲料メーカーから産業廃棄物として多量に排出されるものを使えば安定して安価で入手できるので、地域によっては身近で非常に有効な有機物の一つである。

成分はチッソが多く、リン酸カリが少ない。薄上秀男さんによれば糖分が少ないので、発酵のスターターであるこうじ菌はつきにくいが、カルシウムマグネシウムなどのミネラル米ヌカなみに含むので、ボカシ肥つくりなどでこうじ菌の活動が鈍いときに混ぜると発酵が促進されるという。

茶に多く含まれるタンニンは、堆肥化する際に発生するニオイを抑える役割を持つので、家畜糞堆肥を作る際に混ぜるとよい。また、おから同様、平均含水量が八〇%と高いので、発酵しやすくするにはコーヒー粕やオガクズのようなすき間をつくりやすい資材と混ぜたり、米ヌカなどこうじ菌がつきやすい資材を混ぜるとよい。

食品残渣の堆肥化に詳しい藤原俊六郎さんによれば、作物の生育を阻害するフェノール成分を含むため、そのまま土壌にすき込むのは避けたほうがよいが、その性質を生かし、畑の表面に均一に撒いて有機物マルチにすると除草効果もあるという。コーヒー粕でも同様の効果がある。


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