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尿液肥(にょうえきひ)

牛や豚などの家畜尿からつくる液肥。

尿そのものに肥料成分(チッソ分で〇・五〜一%)が含まれ、かつては速効性肥料として広く利用されてきたものだが、悪臭のせいであまり利用されなくなっていた。これを曝気処理したり、二価鉄資材乳酸菌液などと組み合わせることでニオイを抑えて使いやすくしたのが尿液肥。タダで手に入る家畜尿から作るので値段も安く、近年の肥料代高騰で、再び注目が集まってきた。とくに山形県の庄内地方では、JAが地域の畜産農家から尿を集めて曝気処理した尿液肥を大量生産して安価で提供。需要に追いつかないほどの人気になっている。

成分は速効性のアンモニア態チッソとカリの割合が多く、「有機のNK」と考えていい。すぐに効いてあと効きしないので、イネの穂肥には最適。流し込み施肥できるので施用もラクなうえ、化学肥料と比べると成分が薄くて水に馴染みやすいので均一に広がり、ムラができにくい。堆肥稲作に利用することで、化学肥料を使わない超低コスト稲作も実現可能。


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