月刊 現代農業 > 「現代農業」用語集 > 土と肥料_自給肥料・自給資材

緑肥(りょくひ)

生育中のまだ緑色の植物を土つくりや養分供給に生かすこと。ウネ間や樹間にイネ科やマメ科などの植物を播き、栽培期間中に適宜、刈り取って敷き草などにする場合と、休閑期間に育ててすき込んだりする場合がある。昔から行なわれてきたが、肥料も農薬も値上がりする一方の近年は、肥料効果の高いマメ科緑肥が注目されている。堆肥栽培同様、緑肥を肥料計算に組み入れていく方法が、今後は広まっていくだろう。

その他にも緑肥には、土壌有機質の増加、土壌物理性の改善、耕作放棄地などに播いて雑草抑制、などの効果がある。クローバ、ソルゴー、イタリアンライグラス、エンバク、小麦、ライムギ、キカラシなどや、田んぼのレンゲ菜の花なども広がっている。マリーゴールド、エビスグサ、クロタラリアなどのセンチュウ対抗植物も、すき込んで緑肥として利用される。

問題点としては、すき込み後のガス発生などによる生育の阻害があげられる。すき込んでから作物を播種・移植するまで一定の期間(三週間以上)をおくことや、乾燥させてからすき込むなどの工夫がされている。

なお、畑に雑草を生やし、それをすき込んで雑草緑肥にする例もある。どんな雑草がどの辺りに多いかなどを観察すると、畑の土の状態(肥沃度やpH)も手にとるようにわかる。緑肥のタネ代もかからず、タネをまく手間も省ける方法だ。


関連記事(会員の方は閲覧できます)

ルーラル電子図書館を検索

電子図書館:緑肥

同一ジャンルの用語 「土と肥料_自給肥料・自給資材