月刊 現代農業 > 「現代農業」用語集 > イナ作・水田活用_障害・生育ステージ

出穂(しゅっすい)

止葉が抽出し始め減数分裂が始まってから一五日前後で穂が出始める。出穂期とはおよそ半数の茎が出穂した日をいい、すべての穂が出た日を穂揃い期といっている。出穂期は品種、作期、天候、苗質、栽植密度などによって異なるが、出穂予定日は追肥適期を判断したり水管理を変えていく目安となる。

健全なイネは出穂後葉色が濃くなり次々に開花・受精し、一〇日もすると穂が垂れ始め、出穂二〇日後にはほぼモミの中の玄米は肥大し終え、四〇〜五〇日後には登熟して収穫期となる。この登熟期間の積算温度は品種にもよるが九〇〇〜一〇〇〇度とされる。

二〇〇三年の冷害では出穂期の早いイネに障害型冷害が発生した。また近年は出穂期の早いイネほど登熟期の高温障害が深刻になっており、遅植えなど、温暖化や気象変動のなかでの出穂時期・作期の再検討が求められている。


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