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直売所農法(ちょくばいじょのうほう)

直売所出荷に適応するために生まれた自在で多様な栽培技術。常識を覆す裏ワザが次々出てきて、とどまるところをしらない。

大量流通・遠距離流通を目的とする市場出荷では、形や大きさが揃って規格に合っていることが何より大事にされてきた。ところが直売所では見かけよりも味や日持ちが重視される。必ずしも形がきれいでなくてもいいし、どちらかというと小さいサイズのほうが喜ばれたりする。また、なるべく長期間少しずつ出荷、他人と重ならない時期や品目ねらい、なども必要な要素となってくる。

目指す姿が変わると、栽培方法もガラリと変わる。たとえば三重県の青木恒男さんのミニ密植。ミニハクサイやミニキャベツを普通サイズの二倍の密度で植え、短期間で育てて二回どりすることで、同じ面積から四倍の収益を上げる。また神奈川県の長田操さんは、これまで常識だった間引きをやめて「ダイコンの一穴二本どり」技術を考案。

その他、少量多品目の畑ならではの混植技術や、一株から長くたくさん収穫するための葉かき収穫・わき芽収穫、他人とかち合わないよう早出し遅出しをねらうずらしなども、代表的な直売所農法だ。


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