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直売所名人(ちょくばいじょめいじん)

初めて「直売所名人になる!」の特集をした二〇〇七年九月号では、以下のように定義している。

「最近は直売所どうしの競合、農家どうしの競合で、ものが売れなくなってきたというが、本当だろうか。値下げを競うのではなく品目を広げる、販路を広げる。地元のお客さんが地元でつくられたものを、よりいっそう食べたり飾ったりできるように、町のお客さんが直売所に通う楽しみをもっと広げられるように、あらゆる工夫を凝らす。そんな農家を『直売所名人』と呼びたい」

つまり、直売所名人とは、安売り競争を軽やかに回避する人のことである。そのために品種・品目・出荷時期・栽培法・荷姿・ラベルやネーミングなどにもいろいろな工夫を凝らす。当然マネする人が出てくるが、そうしたらまた自分は次の工夫を考える。これを繰り返していくと、直売所にはどんどん珍しい品目や美味しい品種があふれ、いつ行っても素敵な荷姿の農産物がズラリとならぶ場所となっていく。

言葉としては「直売名人」のほうが普通だが、あえて「直売所名人」としたのは、こうして直売所という場をも魅力的に育てていく力を持つ人だからだ。


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