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浅植え(あさうえ)

作物は、深く植えるより浅く植えたほうが根張りがよくなると見る農家が多い。野菜のセル苗やポット苗の移植では、根鉢の三分の一とか二分の一が地面から飛び出すくらいの浅植えにしたほうが、根鉢の底から新根が伸び出して活着するのが早く、根が深く張る。逆に深植えすると、根鉢よりも茎から出る不定根が優先して浅い根が横に伸びやすくなるようだ。そのため深植えした野菜は萎れが出やすく、茎が土に埋まることで病原菌にも侵されやすい。

浅植えは作業性がよいのも特徴だ。ホウレンソウやコマツナなどの葉ものでは、指の腹で鎮圧した程度のごく浅い「植え穴」にセル苗を「置くだけ定植」するのがいいという農家もいる。

イネでも浅植えを心がける農家が多い。浅植えのほうが分けつが旺盛になる。それに根量も多くなるようで、暑いときでも肥料や水をよく吸収して高温障害に強くなるという見方もある。


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