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地あぶら(ぢあぶら)

ナタネやヒマワリ、エゴマやシソ、ツバキや大豆……、地あぶらを味わうと、その作物独特の個性的風味に圧倒されて「ああ、油って農作物だったんだな」と改めて思う。市販の無味無臭のサラダ油とは全然違う。

油作物は花もきれいだし、手間がそれほどかからないので大規模生産にも向く。今、耕作放棄地を使って地あぶら生産に燃える地域が増加中だ。オリジナルの地あぶらができれば地域の宝になるし、油粕が肥料やエサになって地域が循環し始めるのも捨てがたい魅力だ。

ナタネやヒマワリ、大豆は、地中の放射性セシウムを吸収する力が強く、除染作物として有望だ。そして、これらの作物種子から搾った油にはセシウムはいっさい含まれない。福島県とその周辺で畑のセシウム濃度に悩んでいる農家にとって、「地あぶら生産」は経営の選択肢の一つになり得る。


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