集落ビジョン(しゅうらくびじょん)島根県では「集落の将来のあるべき姿、あるいはこうありたいという姿をイメージしたもの」と定義している。「荒廃地にソバを播いて、廃校をそば屋にしよう。6次産業化だ」「水車をつくって発電を」「子供達が挨拶をする集落に」……何でもいい。自分たちで考えた自分たちの集落の夢を持つと、みんなが元気になる。 ビジョンづくりをするときは、集落住民が集まって「今日は、みんなでホラ吹き大会をしましょう」と、将来できたらいいなと思うこと(夢)、集落で困っていること(課題)、集落のいいところ・自慢できるところ(強み)を自由に出し合う。そして出された意見やアイデアを整理して、将来の夢や課題解決のためにできることの優先順位をつけていく。5年後10年後の集落の姿を共有することで、集落は急に活気づいてくる。 また、ビジョンを持っていると、やるべきことが明確で、交付金に手を挙げやすいという声もある。集落ビジョンは、元気集落を作り出すための大事な手段である。 関連記事(会員の方は閲覧できます)ルーラル電子図書館を検索同一ジャンルの用語 「暮らし・経営・地域」 |