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土中ボカシ・土中マルチ(どちゅうぼかし・どちゅうまるち)

土中ボカシは未熟な素材を土の中に入れて土中で発酵させる方法。ボカシ肥をつくる手間が省ける。通気性のあまりよくない土中でもうまく発酵させるために、嫌気性の微生物資材(ラクトバチルスなど)や、酸素を発生させる資材を併用する農家が多い。

一方、土中マルチは分解しにくい(C/N比の高い)有機物を深さ一〇cmくらいの根まわりに施用するやり方。愛知県の水口文夫さんはマツバ、ヨシ、ムギワラなどのガサガサしたものを使って土中マルチする。根の下に適度な空気層が保たれることになり、有機物は腐敗の方向へ行かないどころか、株元が過湿にならず、細根が増え、根こぶ病などの病気にかかりにくく、たいへん生育がいい。

そう考えると、茨城県の松沼憲治さんの踏み込み温床も一種の土中マルチ。ベッドの下にモミガラくん炭鶏糞土着菌ボカシ肥などを入れ、その発酵熱で地温を保ち、土つくりにも生かす。

未熟な有機物を上手に活かす方法には、表面・表層施用のようなやり方と、土中ボカシ・土中マルチのようなやり方と、両方がある。


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