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エンドファイト(えんどふぁいと)

生きている植物体の組織や細胞内で生活する生物のことで、大部分の植物種をすみかとする。宿主である植物に対してチッソ固定やリン酸の供給のほか、病害虫に対する全身抵抗性を誘導する。いっぽうエンドファイトの側は、植物から光合成産物(ブドウ糖など)の提供を受ける共生関係にある。アーバスキュラー菌根菌もこの一種。

最近、イネ用に資材化されたエンドファイトは、斑点米カメムシ被害の軽減、イモチ病に強くなる、生育が促進され増収するなどの効果が報告されている。他にも、ハクサイの根こぶ病やアスパラガスの立枯病を抑制するものなども見つかっている。

木嶋利男さんは、山林の落ち葉下の土など、土着微生物が多く含まれる培土に、胚軸で切断した苗を挿し木すると、苗の組織内に定着した土着微生物が入りエンドファイトとして繁殖することを報告している。ただし微生物が組織に入り込むには適期があり、たとえばトマトの場合、本葉展開〜三枚の間に挿し木するのがよいという。


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