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わい化栽培(わいかさいばい)

わい性の台木を使い、樹を小型に仕立てる方法で、リンゴから普及した。

リンゴでは当初、樹高を二〜二・五mに抑え、最下位の側枝は長さ八五cmで切り返して、円錐形の主幹形(細型主幹形)に仕立てる方法として定義され、それを目標に栽培された。しかし、この樹形で安定多収するのは難しく、樹高を三〜三・五mと高くする、樹形は円錐形にこだわらない、わい性台を従来のマルバ台と品種の間にはさむ中間台方式などの工夫が生まれた。こうして樹勢を強く維持しながら、夏季せん定や誘引、ねん枝、スコアリングなどで小枝をふやし、花芽をつけることで、作業性の改善とともに早期多収が実現し普及した。

しかし当初のねらいどおりにはいかず、わい化栽培のリンゴは導入後一〇年ほどで樹高が抑えきれなくなり、日陰部分が増えて品質低下に悩まされている。現場では、高くなりすぎたわい化樹を心抜きし、間伐もして、開心形に樹形改善するなど、巨大化した樹をコンパクトにする試みが各地で工夫されている。


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