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貯蔵養分(ちょぞうようぶん)

果樹が、翌年の生育のために蓄える養分のこと。前年の夏から秋の養分蓄積期に蓄えられ、おもに炭水化物、そしてチッソ化合物、無機養分などからなる。

一年生作物とちがって永年作物である果樹では、その年の果実収量をあげる養分と同時に、翌年の生育に向けられる養分を蓄えておくことが大切だ。とくに春の展葉や開花、発根のためのエネルギー源は、おもにこの前年の貯蔵養分であり、貯蔵養分の多少が春の展葉のよしあし、ひいては収量・品質を左右する。隔年結果させず安定多収している農家ほど、この貯蔵養分をいかに増やすかと浪費を防ぐかに気を配っている。

貯蔵養分を増やすには、葉を秋まで健全に保つことが重要で、これにむけ秋元肥が見直されている。また摘心栽培は蓄えた貯蔵養分を浪費させない方法であり、摘花・摘果なども浪費を防ぐ意味をもつ。


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