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重曹(じゅうそう)

重曹の効果は幅広い。パンやケーキの膨らし粉として、あるいは、洗剤や入浴剤の代わりとして、日常生活で重宝されている。農業場面では、ウドンコ病や灰色カビ病への効果が確実ということで「特定農薬(特定防除資材)」に指定されているほどの実力を持つ。さらに近年、誌面で話題になったのは、ダイコンなどの生育初期に水で薄めてまくと断然大きくなるという現象だ。

根菜類での効果が顕著で、どうも生育スピードが早まることが、他のものと比べて「大きくなる」と感じる要因のようだ。ダイコンもカブもニンジンも丸々と太る。しかも、スジばったりせずに、やわらかくておいしい。何人もの農家が、重曹の効果をそう証言している。

なぜそのような現象が起きるのかは誰も解明していないのだが、重曹はNaHCO3(炭酸水素ナトリウム)。分離した炭酸水素イオンが炭酸ガスの形で作物に吸収され、光合成を促しているのかもしれない。また、水に溶けた炭酸ガスは根からも吸われ、これも光合成に一役買っている可能性がある。

その他にも、牛の雌雄産み分けにまで、重曹は大活躍である。


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