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カルチ(かるち)

北海道の畑作地帯で進化を遂げてきた中耕除草器で、従来の機械除草では難しいといわれていた株元ギリギリや株間まで確実に除草できる。道内で飛躍的に普及したあと、全国にも広がっている。

一般的にはトラクタ管理機に装着して使うが、PTО(動力)は使わない。弾力のある細いタイン(針金)や回転式の除草輪、カゴ車輪、爪、ディスク、熊手、チェーンなどさまざまな形状のパーツを複数組み合わせ、「土をほぐす」「砕土する」「土を動かす」「土を寄せる」「雑草を引っ掛けて抜く」などいくつもの作業を同時にこなすことで、高い除草効果を発揮する。

カルチによる初期除草が適期に三回できれば、除草剤よりも効果が高いといわれる。また土中に空気を入れ、土を乾かし、地温を上げるため、初期生育を促す二次的効果も大きく、除草剤のコストや生育停滞を考慮すると、費用対効果はかなり高い。

カルチは北海道の農家が使い方を工夫し、メーカーと一緒に開発してきた。PTOを使うロータリタイプや人力タイプもある。


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