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軽トラ(けいとら)

「軽トラック」の略称で、名前のとおり軽自動車の規格に合わせて作られたトラック。最大積載量は三五〇kg。メーカーによって前輪やエンジンの位置などに違いがあり、農家によって好みが分かれる。前輪が運転席の真下にあるタイプは「フルキャブ」と呼ばれ、前輪と後輪の間隔(ホイールベース)が短いために、狭いアゼ道の角を曲がったりUターンするのに有利。一方、車体の前端にタイヤがあるタイプは「セミキャブ」といい、衝突安全性や走行安定性が高いという利点がある。エンジンの位置では、車体の前寄りに置かれているものと、後ろ寄りに置かれているものがある。

また、各車種(メーカー)とも農業用の装備を備えたタイプが売り出されている。たとえば、畑の中など悪路を走るのに便利な機能として、一速ギアの下に「ウルトラロー」(アクティ)や「エクストラロー」(サンバー)といった超低速ギアを装備したものや、片側の車輪が浮いたときに左右の車輪を直結して、ぬかるみなどから脱出しやすくなるデフロック機能を備えたものがある。荷台が持ち上がることで堆肥などの積み荷が下ろしやすくなるダンプタイプもある。なお、車種によって荷台の長さに違いがあるので、農家が軽トラを選ぶ場合は、よく使う出荷コンテナなどの大きさによって荷物の積みやすさが変わることにも注意が必要だ。

軽トラはいわば農家の必需品。自分が使いやすいよう、荷台や運転席にさまざまな工夫を凝らした軽トラ好きが多い。


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