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都道府県別食べもの暦
 
だし・調味料 こんぶ小魚やつめうなぎあめますやまめちょうせんごみしやまぶどうさんしょうひめざぜんそうのびる
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こんぶ

7から9月にかけて海中の密生地(みっせいち)に潜(もぐ)って刃物で切りとったり、舟を出してかぎ棒にからめてとる。また、シケで寄りあげられた中から身の厚いものを引き抜き、嵐のあとの晴天のもと、一気に干しあげて保存用にまわす。

浜辺でのこんぶ干し

   


小魚

まるごと水洗いし、魚の中ほどを腹から背につぎつぎと串(くし)を打っていく。人によってはかば焼きのように二本串を打ったり、股(また)状の枝の先を切ってとがらせたものを串にして打っていく。並(なら)べ終わったら枝(えだ)の両端(りょうたん)をひもで結び、焚(た)き火のまわりに立てて焼く。

小魚の焼き干し

   

やつめうなぎ

中形の魚は、大型の魚と同じように頭を二つ割りにした開き、頭を割らずに身だけを二つ割りにした開き、頭を落とした開き、そして二枚おろし、三枚おろしにして焼干しにする方法がある。魚の種類やとれた量などによって、つくり方はさまざまである。

やつめうなぎの頭干し

やつめうなぎ干し
   

鮭(さけ、シャケ)

魚の焼干しは、お汁をはじめ、いろいろな料理のだしに使われる大切なものである。焼干しづくりは早ければ7月下旬からはじめるが、ふつうは9月から10月にかけて数家族がまとまって行なう。

鮭の開きの焼き干し
     

あめます

焼干しにするます、鮭、うぐいなどの魚は、釣り具、網、簗(やな)や筌(ふせご)などの仕掛け、鉤銛(もり)、弓矢などを使ってとる。とくに産卵期には魚が群れて川を遡上(そじょう;川を上ること)するので、人々も魚の動きに合わせて移動する。

あめますの焼き干し
     

やまめ・やまべ

かじか、どじょう、やまべは煮(に)たり焼いたりしても食べるが、はらわたをとって焼いて二つ折りにし、えんどう豆をさやごと使う青さやのオハウ(実の多い汁もの)などのだしとする。また、あえものにもよく利用される。

やまめの焼き干し

やまめといわなの焼干し

   

ちょうせんごみし・フレハッ

モクレン科の植物で、酸みがあるので実をつぶして汁をしぼり、焼き魚や澱粉(でんぷん)を含む根茎(こんけい)類をゆでたものにかけて食べる。

酸みづけに利用するちょうせんごみし
     

やまぶどう・ハッ

ブドウ科の植物で、果実は熟すと黒くなる。やまぶどうの若葉やひげづるには酸みがあるので、不用な部分をとり除(のぞ)いて水洗いし、そのままか、あるいは細かくきざんで食べる。いたどりと同じように煮(に)たてることもある。


     

さんしょう

秋の終わりごろ、房(ふさ)と葉を採取(さいしゅ)して別々に干しあげ、それぞれ容器に入れて保存する。人によっては干した実や葉を手のひらでもんで合わせたりもする。刺身(さしみ)につけて食べたり、お汁の風味として利用することが多い。

さんしょうの葉と実:あえものの薬味、さんしょうの葉と実



   

ひめざぜんそう・シケペキナ

浦河地方では春先に最も多くとれる植物である。舌を突きさすようなからみがあり、ゆがいたものを干して保存しておく。駆虫薬(くちゅうやく:体から虫をおいだす薬)ともいわれ、きらいな人でも、一わんだけは丸飲みしてでも食べる。

ひめざぜんそうをゆでたもの
     

のびる・メンピロ

ユリ科の植物で、ねぎやにんにくと同じようなにおいがある。早春から晩秋にかけてとれ、香辛料としていろいろな料理に添えられる。現在では、ねぎで代用されている。
魔よけとして、イケマ(ガガイモ科の植物)とともに交互に糸でつなぎ、タマサイ(首飾り)状にして首から下げることもある。

薬味に使うのびる
     

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