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下痢止め(げりどめ)

おもに牛や豚で、身の回りにあるものを生かしたさまざまな下痢止め、下痢予防の工夫が行なわれている。お金がかからず、抗生物質の多用による耐性菌の出現や副作用の心配がない。

下痢による脱水症状を予防・改善するものとしては、ポカリスエット粉末や塩と砂糖をお湯で溶いたものがある。下痢による低血糖を防ぐため、バナナやカロリーメイト缶を与えてカロリーを補給する人もいる。腸内細菌を整える生菌剤的なものには納豆をミキサーで溶かした液、ヤクルト、えひめAI、カスピ海ヨーグルト、米ヌカ発酵飼料などがある。これらは市販の生菌剤と同じく下痢予防を期待して日常的に与えておくほうがいい。下痢止めの民間療法としてはマムシの焼酎漬け、梅酢、梅の砂糖漬け液、ビワの葉エキス、正露丸を溶かした柿の葉茶、クマザサ茶、ゲンノショウコ茶、ワカマツ錠、山ハギ、乾燥竹パウダー、ニラ、すりつぶしたニンニク、卵の白身、酢卵、木酢の粉、アワ穀、お灸などがある。

子牛や子豚は敷料についた母親の糞を口に入れることで腸内細菌叢を形成していく。そのため、お腹によいもの(ニンニク、片栗粉、上記の生菌剤的なものなど)を母親に与えて母体の腸内を健康に保っておくことも、子の下痢予防に効果的といわれている。


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