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高タンパク育成(こうたんぱくいくせい)

昔から「子牛のハラは粗飼料で作る」といわれ、和牛の子牛のエサは長ワラ主体で濃厚飼料をほとんど与えないやり方が主流だった。だが、最近は枝肉重量で五〇〇kgを超える大きい牛を出荷することが肥育生産者の目標となっている。そのためには、肥育に移っても食い止まらない胃袋(第一胃、ルーメン)を持っていることが必要となる。そこで、生後すぐからタンパクの高い濃厚飼料を給与して発育をよくし、胃袋を大きくするとともに、飼料を多給しても消化してくれる力強い胃袋を作り上げる育成方法が提唱された。鹿児島県の獣医師・松本大策さんが提案し、北海道の試験で発育成績も実証され、全国に普及している。


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